院長の余白 (2026年8月25日・暑い日)

紙カルテの時代、
「処方 do14TD」が並んだカルテが多く見られ
「しっかり診ていないのではないか」
「手抜きではないか」
と言われかねぬ風潮があった。

もちろん、すべてが漫然処方というわけではないであろう。
しかし、降圧剤であれば夏は減らし冬は増やす。
気管支喘息やてんかんでも、安定していれば薬の減量を考慮する
こうした調整が当然のこととなった昨今から考えると
やはり「同じ処方せんが、数年来に渡って続くこと」は
医師の怠りを静かに示していたように思われる。

処方箋の1枚1枚を出すごとに
「これは本当に、いまの患者さんの状態にふさわしいのか」と自問自答している。

2026年08月05日